やしお

ふつうの会社員の日記です。

2011-02-20から1日間の記事一覧

2010年に読んだ本

ほんと、いまさらですがまとめ。 小説 (1/13) 大江健三郎 『取り替え子』【ISBN:4062739909】 (1/20) チェーホフ 『可愛い女・犬を連れた奥さん』【ISBN:4003262239】 (2/6) 大岡昇平 『疑惑』【ISBN:9784309409955】 (3/11) ムージル 『寄宿生テル…

三井美奈『イスラエル』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8121618 もう単純に、アメリカの極度の親イスラエルの理由が詳しくわかって興味深かったです。でも<イスラエル政府にとって、米国のロビーは「頼もしい味方」だが、ありがた迷惑な存在になる場合もある。……アラブ側との…

三田村泰助『宦官―側近政治の構造』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8540792 ううーん。本書は「なぜか」の割と浅い位置で「中国人の性質だから」(自明)といった断定で止まってしまうので宦官成立の「構造」が本当の意味で立ち上がってくることもなく……。もしかすると色んな資料や実際の…

村上龍・村上春樹『ウォーク・ドント・ラン』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8681483 デビューしたての、三十前後の二人。特に刺激的な認識が語られるわけではないけれど、この時点で方法論的にも意識的にも、同年代で近い時期にデビューしたこの二人の差異が率直に語られているので、この二人の作…

柄谷行人『倫理21』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8202822 本当に色々な点で示唆的な本だった。「人はいかに責任を取り得るか」という問いへの一つの解。「認識の領域と倫理の領域が両立するのは、どちらか一方を括弧に入れるという作業が可能にしているからだ」といった…

ほったらかし

去年読んで、読書感想文を書いてなかったものをまとめて。(まだ残っているけど) 別に書かなきゃいけないなんてことはないけれど、読んだ以上は一言言ってみたいという貧乏根性。