やしお

ふつうの会社員の日記です。

心情

会社の独身寮と老人ホーム

会社の独身寮のことをなんとなく思い出してて、一人部屋があってそれなりに気楽で、でも仲のいい知り合いの部屋に遊びにいって喋ったりだらだらしたりもできるし、食堂があって食事は出てくるし、そこでも誰かに会えばお喋りできたりする。 今は会社で仕事し…

生きている中でのささやかで大きなきっかけ

はたから見れば本当にたいしたことないけど、自分にとっては案外大きな出来事だったなってことが、思い返すと結構ある。 3年前に、自分(入社7年目)とよその部署の後輩3人(みんな2年目)の4人で一緒の研修を受けたことがあった。部屋に4人きりでいて「じゃ…

借金する人、させる人

知人や消費者金融から借金してしまう人は、自信がないタイプが多いんじゃないかと思っていて、自信がない→自分では自分の人生をコントロールできないと考えている→幸福は外在的な要因(環境とか)で決まってしまうと考えている→楽しみを外部に依存してしまう…

反対車線を逆走する気持ち

恥ずかしい上に違法なので今まで誰にも話したことがなかったけれど、以前に一度、反対車線を逆走してしまったことがある。高齢者でもなければ初心者でもペーパードライバーでもなかったし、運転がむちゃくちゃな人間だとも思っていなかったのに、そんなミス…

親という呪い

『ど根性ガエルの娘』を見ながら、親が子供にかける呪いのことを何となく考えていた。(作品の直接の感想ではなくて、触発されてあれこれ考えていただけ。) 「親がああだったから」という恨みは、「だから自分がこうなのは仕方がない」という諦めに転化して…

サンタおじさんのトナカイ掌握術

そりを引くトナカイたちのポジションには暗黙の、しかし厳密な序列が存在する。そりを引くたびにトナカイたちはお互いの位置で序列をはっきりと思い知らされ、自然と自身の序列を上げたいと思うようになっていく。隠微な優越感と劣等感が植え付けられていく。…

悲しいだけ

2ヶ月半前に母が亡くなった。自殺だった。 4年前に亡くなった父と同じ64歳で、4年前と同じように仕事中に「亡くなっていたよ」とふいに知らされた。違うのは、病死ではなく自裁だったことと、4年前に携帯電話越しに父の死を伝えたのは母だったのが、今度はそ…

コミュ障からの復帰

コミュ障は自信がない。「こんなことを言ったら変に思われるだろうか」「空気を悪くしないだろうか」と常に怯えている。 話題に加わらずに黙っている : 実は「あ、今これを言おうか」と思い付いている。でも空気を悪くするかもしれないという恐怖がべったり…

低ハードル方式で人との関係を築く危険性

あれ、この人なんか自分のこと嫌いになったのかな、飽きたのかな、と不安になることがある。前はもっと話しかけてくれたり誘ってきてくれたり、もっとよく笑ったりしてくれたのに、最近なんか冷たいような気がする。でも別の人にはあんなに楽しそうに笑って…

介護、会社、監禁事件

睡眠・食事・排泄といった生理的欲求を、自分でコントロールできているという感覚を通じて人は「自分の主人は自分だ」という自信を確保している。もちろん他にも様々な要素で自信は支えられているけれど、なかでも生理的欲求のコントロール権というのはかな…

自信のなさで結婚詐欺

この前テレビで、結婚詐欺の女と被害者の男と弁護士が対決するという番組をやっていて途中から見た。見ながら、(ああ、わかる……)という気がした。女の方の気持ちにすごく心当たりがあると思った。 9年も付き合っていて結婚の約束までしていたのに、他に3人…

心理的バッファとしての貯金

金があればあるだけ遣ってしまう。そして金がないと言って嘆く。給料が少ないから仕方がないという。そう言ってタバコを吸ったりディズニーランドに行ったり酒を飲んだり、ソシャゲに課金したりスタバに行ったりパチンコをしたり、MVNOに切り替えることもし…

幸せであるのではなくこの自分が自分を幸せにする

どうせ同じ8時間を過ごすのなら、苦痛にまみれた8時間よりも、楽しみに満ちた8時間の方がいいに決まっている。しかもそれが週に5日、何年も続くのなら尚更だ。だから労働者は自分の仕事を楽しめるように工夫する。その姿を赤の他人が社畜と嘲笑するのは無益…