やしお

ふつうの会社員の日記です。

しゃべる珪藻

 顕微鏡メーカーに勤めているのでそこら辺に生物標本(プレパラート)がある。トイレでたまに見かける「いつもきれいに使ってくれてありがとう トイレより」という、張った人の「お前らきれいに使えよ」といったプレッシャーをにじませる表示を真似て、標本のケースに「いつも見てくれてありがとう 試料より」というテプラを貼ってみようかと思いついたけど結局してない。


 職場に50種の珪藻が整然と2列に並んだ標本があるんだけど、職場の人によると「イギリスのおじさんが趣味と実益をかねて作ってるらしいよ」とのこと。
 さっきネットサーフィン(ぜんぜん死語じゃない)をしていたところ、「ミクロワールドサービス」という珪藻標本のお店の「Jシリーズ」というのを見かけた。ここは日本のおじさんだけど、確かにここまでくると好きじゃなきゃやってられないだろうな、と思わせる。
http://micro.sakura.ne.jp/mws/mws_j_series.htm
 やや悪趣味なところがいいね。俺はこういうのダセえと思うけれど、過剰なものを作ってしまう現象自体は好きだよ。


 そして本当にどうでもいいことだけど、職場にあるイギリスオヤジ作「50種珪藻標本」は、実は数えてみると49種類しかない。ラベルにも"50models"ってあるのに。と職場の人に密告したら笑ってた。
 イギリスのオヤジも、まさか日本のガキに数えられるとは思わなんだろう。