http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9675063
本書で紹介された、ホテルで働く人達はきっと、現実的な問題の解決をひたすら積み上げて、私達の常識を上回るような認識を何か身につけているんだろうな、とかすかに思うものの、残念ながらそういった新鮮な驚きを本書は見せてくれません。常識的に理解可能な一般論が語られてゆくので正直に言うと退屈な本でした。それでも読み通すことができたのは、一般論に至る前に一瞬だけ具体的な話が垣間見えるからで、そこをとことん実証的に語ってくれれば面白いのに、と悔やまれます。
5冊も連続で新書。美術→音楽→経済→物理→ホテル、というよくわからない連なり。あと1冊、数学関連の新書を読んでとりあえず新書フェアを終わらせるつもりです。
わけというほどのわけでもないんですが小説をしばらく読まないようにしているのでこんなことになっています。とりあえず今のところ経済:『経済古典は役に立つ』と物理:『宇宙は何でできているのか』は面白かったです。次の「数学」も面白いといいな。
- 作者: 富田昭次
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/01/18
- メディア: 新書
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