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谷川俊太郎が河合隼雄に、ユング心理学に行った経緯や、実際の臨床での方法や認識のあれこれをインタビューしている本なんだけど、いいなあと思うのは、谷川俊太郎が半信半疑くらいで聞いているところ。完全に心酔してたらそれはインタビューイーがただ一人でしゃべってるだけみたいなもんだし、全部を信じなかったら喧嘩になって進まないし。臨床する人って何か体系をぽんと体の中に入れておけば事足れりじゃなくて、相手に話させること、話を聞くこと、それに勘付くことといった普段みんながしていることを、非常に高めていくって感じみたいね。
- 作者: 河合隼雄,谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/09/07
- メディア: 文庫
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