やしお

ふつうの会社員の日記です。

過去の思い出これからの思い出

 ココイチってカレーソースをただで追加してくれるのね。
 今日ココイチ行ったらいつもよりあきらかにカレーソースが少ないカレーがでてきた。途中からはご飯だけで食べてねっていう感じの。頼んだのがロースカツ+オムエッグ+なす(1辛300g)で、もともと具に占有されてカレーソースをかけるスペースが皿上にあまりない構成だったからだとおもう。そういう注文した自分がわるい。
 自分がわるいんだとおもって、泣きながら食べてたんだけど、よくかんがえたら、すぐそばの厨房にはカレーが大量にあるのに、そのまん前でカレーがないっていって泣いてるなんて、どうかしてる(これって21世紀にすることじゃない)とおもって、お店の人に
「カレーのソースを追加できますか(50円くらいははらいます)」って勇気をだしていったら
「もち!」っていってタダでいっぱいかけてくれた。
 これはたぶん、20世紀のころからやってたサービスだと思うんだけど、ぼくは今日はじめて知りました。(ほかの店がどうかしらない)


 岐阜出身なんだけど、ココイチの元締め(? 親分のこと)が名古屋にあるから、岐阜にも子分がいっぱいあって、小さいころからよく行ってた。行きつけが4店舗くらいあった。家から通うココイチ、駅に近いココイチ、学校からの帰りに寄るココイチ、親戚の家に行くときのココイチっていう感じで。
 そういえば、こんな記憶がある。父親の運転するくるまの助手席で、持ち帰りのココイチカレーをひざに乗せてた。カレーってあったかいから、ふとももの辺があったかくなってきて、なんか、おもらししたみたいな感じする。
 小さかったぼくに自覚はなかったけど、あのこころのざわつきは、ぜったい性のめばえだとおもう。
 そういう付き合いがあるっていうのに、カレーソースを追加してくれるなんて、今日はじめて知った。
 「もう分かってます」「ぜんぶ知ってます」。それは人類の思い上がりだよ。


 ところでココイチで(ソースいっぱいの)カレーをにこにこ食べてたら、高校生くらいの新人の男の子が、先輩のお姉さんにレジうちを教えてもらってた。ぼくはそういうのを見るのがとってもすきなんだ。
 昨日はマックにいたら、隣の席で家族会議がひらかれはじめて、ぼくはビッグマックを食べているというのに、高校生くらいの男の子が父親に頭をなぐられてて、母親にはののしられてて、すごくびっくりしたし悲しかった。なんでマックでやるの? 途中で収束しかけたかなと思ったら、また再燃したりして、あんなにつらいビッグマックはなかったよ。ポテトもたべた。
 いずれにしても変わったできごとに遭遇できてほんとうによかった。まいにちがひたすら幸せにみちている。