やしお

ふつうの会社員の日記です。

遠山啓『無限と連続』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19701704

集合、群、トポロジー位相空間、射影幾何学……あちらこちらで見たり聞いたりしてきた話が、この一冊でお互いの関係をすっきり理解できました、とまではまだとても言えないけれど、でもずいぶん腑に落ちましたありがとう。例えば、要素間の関係を全て壊して唯一残った計数を考えるのが集合論、一方、要素間の働きを集めたものが群、とか、トポロジー写像から制限を加えていくと射影幾何学→アフィン変換→ユークリッド幾何学となる、とか。ずいぶん具体例を示してなんとか私らみたいな素人にも味わってもらおうとしてくれてありがたいね。

無限と連続―現代数学の展望 (岩波新書 青版 96)

無限と連続―現代数学の展望 (岩波新書 青版 96)