渡辺照宏『お経の話』

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もっとルビをふってほしい、用語の説明をしてほしい、構成を明確にしてほしい……という居心地の悪さを感じてたけど要するに、要求されている仏教知識の水準を自分が満たさないまま読んでただけって話かもしんない。（岩波新書は作者に限らずこの、お前が分かれ感が割と強い気がする。）一体何の話をしてるのだろう、なぜその話をしてるのだろうと思いながら聞き続ける、普段の人付き合いでもたまに生じるあの苦行を第一部で耐えると、第二部：大乗仏教の主要経典の概略は、それぞれの特色を見せてくれて楽しい。それぞれの位置関係もはっきりして。

お経の話 (岩波新書)