やしお

ふつうの会社員の日記です。

八鹿寛二『生物顕微鏡の基礎』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27690212

ガチの光学屋さん向けじゃない、顕微鏡の光学系全体の基礎を語る本ってすごく貴重。使い方や実験法、作例集の本はいっぱいあるけど顕微鏡という装置自体の和書は貴重というより本書以外に存在していない。そりゃ73年の出版だから色々古いのは仕方ない。今は接眼レンズにフィルムカメラなんて付けずに専用ポートに専用デジカメだし、ハロゲンランプのセンター出しも不要、光学系は無限遠系で対物レンズで直接結像させない等々。でも基本の光学系は今でも同じだから大丈夫、ちゃんと勉強になるよ。と言いつつやっぱ誰か現代版を出してほしい……

生物顕微鏡の基礎 (1973年)

生物顕微鏡の基礎 (1973年)