やしお

ふつうの会社員の日記です。

吉田康彦『国連広報官』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34330441

NHK社員から国連職員になる経緯も、国連の実態(組織形態や人事、国との関係)も面白い。実際に国際的な場にいた人がよく「語学力たいせつ!」と言うけど本書を見ると、どれだけ権威ある機構だろうが結局、システムを作るのも物事を進めるのも最後は個人であって、その個人同士がぶつかって何かを構築していくのは言葉だからそれが通じなければだめ、ということが実感としてよく伝わってくる。特に国連本部、欧州本部、IAEA、WHOと広報の専門家として渡って身に染みてそう思うんだろうし、言葉が疎かだとどう損するか実例を見せてくれる。


 国際的には立正佼成会創価学会などの宗教系NGOがそれなりに活動を積んでいて認知されている、というのを初めて知ったよ。