http://bookmeter.com/cmt/43024631
ヤクザなりかつての愚連隊、サヨク、警察等々の構造や内在的な論理を、具体的なエピソードといっしょに垣間見せてくれて面白かった。しかしパッケージングがすごいよ。「アウトロー文庫」ってレーベル初めて読んだけど、中身の堅実さとは無関係に「アウトローのイメージ」を無理やり喚起してくる。「喧嘩の極意」という書名に付け直し、各章前のキャプションは「突破者・宮崎学が乗り込んだのは」とか煽って、章終わりではグリコ・森永事件の犯人が実は著者みたいなほのめかしを入れたりさすが幻冬舎だ。コンビニに置いてあるやつの上位版って感じ。
- 作者: 宮崎学
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1999/12
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (1件) を見る