やしお

ふつうの会社員の日記です。

健康増進=現代の念仏

 死ぬのはしょうがないけど、死ぬ前2年とか3年とか、ひどく苦しい生活を送って死ぬのはいやだ。こわい。
 それで、塩をとると高血圧になるからって塩を控えたりしてる。あと体がなまるといけないから筋トレしてる。あと歯周病で歯がぽろぽろとれてくのこわいから、ジェットウォッシャーで歯茎きたえてる。テレビとかインターネットで啓蒙されて。せっせと毎日、やれる範囲、続けられる範囲で続けてる。
 今日急に、あ、念仏を唱えるってこういう感じかもしれないと思った。死がこわい。よくわからないから漠然とこわい。でも「ちゃんと念仏を唱えれば成仏して、極楽浄土にいけるんだよ」と教えてもらって、毎日ちゃんと唱える。これって俺がクローズアップ現代で「塩分過多の社会」と言われて塩分ひかえたり、歯医者で歯茎きたえないとヤバイって言われて頑張るのと、なんにも変わらんね。その方法と結果が、宗教的か科学的かという違いなだけで、形式の部分でぴったり一致してる。
 むかしの人がみんなせっせと念仏とか唱えてたっていうの、今までふーんそんなもんかと他人ごとみたいに思ってたのが、急にすっきり理解できたような気がする。あーわかる。それわかるわー。って、体感・実感として腑に落ちた。