http://bookmeter.com/cmt/52723604
モンゴル時代という概念(モンゴル帝国前後で国家システムが変わるという話)や、中央アジアの歴史的・地政学的な重要性、日本人のイスラム世界への親近感が日露戦争を境に変わる話(植民地になる側から植民地を持つ側への意識の変化)とイスラム世界側の日本への親近感が続いてるって話とか、面白い指摘も多々あったけど、この本自体があっちこっちに発表されたエッセイのまとめになってて、イスラム専門家ってより知識人としてのコメントや、異様に常識的な結論でおわる話が多くて刺激的じゃなかったので、きっちり書いてる本を読むことにします。

- 作者: 山内昌之
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: 文庫
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