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バラバラに持ってた光学の知識を整理・統合したいと思って、ちょうどその望みに沿った本。例えば開口絞りを絞ると被写界深度が深くなる機序を幾何光学で説明してくれたり、電磁気学(マクスウェルの方程式)の境界条件から反射の法則、スネルの法則、偏光その他が導けることや、ザイデルの5収差の導出過程の概要(概念的な光学モデルから数式に落とし込んで、その一部の項が該当するという流れ)を見せてくれて、そのレベルをコンパクトに新書一冊にまとめてくれるありがたい本だよ。どういう近似で成立するのか制約条件を示してくれるのが嬉しい。
高校数学でわかる光とレンズ 光の性質から、幾何光学、波動光学の核心まで (ブルーバックス)
- 作者: 竹内淳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: 新書
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