やしお

ふつうの会社員の日記です。

小池洋次『政策形成の日米比較』

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アメリカの強力な政治任命制度は、そもそも労働市場流動性の高さが基礎になっていて、学界と官界の行き来が可能だから成立する制度だろうと漠然と想像していたが、さらに立法府と政府の緊張関係によっても支えられているという指摘があって面白かった。上下両院議員が数十人の専門スタッフを抱えて小型のシンクタンクのような機能を果たし、議会委員会にも専門スタッフが多数在職し、さらに議会が巨大なシンクタンクまで運営して議員の意思決定に役立てる。官僚を上回る立法能力を議会が持つことで、政府側の政策形成能力も上げさせるという。