神田秀樹『会社法入門』

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会社って社会の中に存在するのが当たり前みたいに思えるけど、実際何なのかと思うと不思議な存在だ。その存在基盤を与えているのが商法から分離独立した今の会社法で、株主と会社の間のパワーバランスを調整したり、資金をどう調達するか、どう組織を統治するか、組織再編（合併や統合、買収、子会社の設置等）をどう実現させるか、しかも他国と比べて不利にならないようにする、そうしたルール整備をしている。「一見わかりづらいルールだけど、こういう課題や抜け道ができちゃうからこうなってる」と解説されて面白かった。