やしお

ふつうの会社員の日記です。

竹下節子『ローマ法王』

https://bookmeter.com/reviews/95122566

他の教会ではなくローマ教会が権威を獲得していった経緯や、19世紀(日本の明治時代初頭)に国家を一旦(約60年間)失ったことで現在の世界的なネットワーク構築の素地になったことなどが概観される。出版当時の教皇だったヨハネ・パウロ2世が、冷戦下で共産圏にあったポーランド民主化運動に果たした役割も詳述されていて面白かった。