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以前、熊倉功夫 『後水尾天皇』を読んで、江戸時代初期に天皇・朝廷がどのように幕府によって体制に組み込まれて、政治的実権から疎外されていったか、そこにどう抵抗/順応したかなどの話が面白かったので、ではその後の幕末にかけて朝廷が何をしていたのか、どういう組織体で意思決定をしていたのか、といった点を補助的に見たかったので、その意味ではコンパクトで最適な本だった。
- 作者:高埜 利彦
- 発売日: 2001/05/01
- メディア: 単行本