やしお

ふつうの会社員の日記です。

兵藤裕己『平家物語』

https://bookmeter.com/reviews/104717780
すごくダイナミックな平家物語の理解が示されて、読んでてワクワクする本だった。静的に固定化されたテクストではなく、成立の過程、その時代の政治的・思想的背景、あの世とこの世の境目、史実としての源平合戦との相違、語り口や視点の切り替わり、などなどを綜合して、平家物語をダイナミックな存在として捉えていく。