やしお

ふつうの会社員の日記です。

雨ってすごい

 帰りは雨だったから会社に置いておいた折り畳み傘を使った。本当にいやな気持ちになる。この置き傘、開く際も、折り畳む際も非常に面倒臭い。え、この人不器用なの……? と人に誤解されるくらい開くのも畳むのも難しい。それだけでかなりいやな気持ちになるのに、これを1万円も出して買ったという事実が、わたしのこころをくるしめる。
 ダメ畳み傘を買った後、クニルプスのボタンを押せば開いて、ボタンを押せば畳む最高の折り畳み傘を改めて買ったからそれを常用にしているのだけれど、それを今日は忘れてしまった。それでダメ畳み傘を使う羽目になってしまった。
 もういやでいやでしょうがない。傘をほうり捨てて、濡れた道を転げまわりながら、「ア、オオー、オ、オアアーッ、アタイをメチャクチャにしてーッ、その傘で、今すぐ、メチャメチャにしてーッ!」と叫びだす自分を想像する。自暴自棄なきもちになる。
 でももう社会人になって3年目だから、しれっとした顔で電車を待つ。はっきりいって学生や主婦の人たちにはわからないでしょうけど、サラリーマンの95%はこういうこと考えてるよ。すずしい顔して、頭の中はばくはつしそうになってる。そういうストレスに耐えて、毎日はたらいてるんだ。日本のサラリーマンは!


 でも結構いいことだってあるよ。その、具体的には何も思いつかないけど……