やしお

ふつうの会社員の日記です。

土橋正『文具の流儀』

http://book.akahoshitakuya.com/b/4487805228

誤字が多くて、例えばツバメノートの社長が渡邉初三郎→渡辺初三郎→渡邉発三郎と変遷したり、全て嵌合が勘合になってたり等々。プロフェッショナリズムを語る本だからこそしっかりして欲しかった。教科書の出版社でも校正が厳しい訳じゃないのね。そういやシヤチハタの項で「当初クレームが多かったけれど一つ一つ直していって今がある」みたいなことを紹介していてもしや本書もその流儀なの……? やめてよ定価2400円で買ったのに。私はマジメに頭から読みましたが、パラパラ写真を見て気になる製品の項を気軽に読むのが楽しそうな本でした。


 内容が浅く(特に海外製品について)読んでいて熱狂できるというわけではありませんが、まあ、文具が好きでさらっと読みたいという人にはいいかもしれません。
 でもさらっと読むにはよくても、さらっと買うには2400円はなあ……。これが1300円くらいでこの内容ならまあ諦めもつくけれど、もうちょっと立ち読みして判断してから買うんだったなあ……

文具の流儀: ロングセラーとなりえた哲学

文具の流儀: ロングセラーとなりえた哲学