やしお

ふつうの会社員の日記です。

本が1割引で買えてうれしい

 最近、e-honで取り扱いのある商品(本やCD)がなんでも1割引で買えるサービスが会社ではじまってうれしい。なんでもだよ! なんでもってゆってもビッグマックとかは無理だよ。当たり前じゃん。会社に届くころにはかさかさになっている。おいしくないから無理だよ。
 でもエッチな本は買える。もっとも、ぼくは買わないけどね。いや、ぼくがエッチじゃないって言いたいわけじゃないから。そうやって、性に未開の小学生を、小馬鹿にして悦に入る中学生の目でぼくを見てはいけないよ。ぼくだって、人並程度にはエッチなんだから。
 たとえば電車の中ですてきな人を見かけたとするでしょう? そうしたらぼくは、こんなことを考える。


 頭の中で、まずその人をすごくお腹のすいた状態にする。それでふんどし一丁にして(女の人ならサラシも可)しばったあと、滝にあてる。修行のスタイルだね。しばらく修行させたあと、おもむろにぼくが近づいていく。片手にビッグマックを持って。それで、その人の顔の真ん前までビッグマックを近づける。すごくお腹がすいているから、その人は口をぱくぱくする。でもビッグマックはぎりぎり届かない。その間、滝のしぶきがついて、ビッグマックはふやふやになって冷めていく。でもそんなこと気にならないくらいの飢餓だから、そのすてきな人はがんばって口をぱくぱくさせる。
 突然、ぼくはびっくりしたふりをして、ビッグマックを見つめて
「ふわーっ、べちゃべちゃになっちゃったねえ?」
って言って、滝壺にビッグマックを容赦なく捨てる。
「あんなべちゃべちゃじゃ、おいしくないもんね。やっぱ、できたてが食べたいでしょ?」
 その人はどんな目をするかな? 恨めしそうな目? 怒りに震えた目? 絶望しきった目? あはっ、かわいそうだね!


 そういうことを電車の中で考えるくらいには、人並程度のエッチだけど、ただ、そういう本がないから買わないんだ。