定時で会社をあがって、横浜駅近くでご飯を食べてパンツを買ったあと、カラオケ屋に行った。
ひとりで少し心細くて通路からは死角になる場所に座って歌っていたら「誰もいないのかな」と店員にたびたび覗かれるハメになってかえって恥ずかしい思いをした。でも「覗かれる」だなんて被害者意識でいるのはよくないので、「覗いていただいてありがとうございます」の気持ちに切り替えた。そうしたら覗いていただくたびに、どんどん「いいわ、いいわよ、あたしを見てーッ！！」という気持ちになっていって、得をした。
10分前になってインターフォンで「お楽しみのところ申し訳ありませんが……」と切り出されると、決まり文句とわかっていても恥ずかしい。「（ひとりで）お楽しみのところ申し訳ありませんが……」と言われているよう。でもノリノリなんだから「30分延長してください」と言わざるを得なかった。結局1時間半で切り上げたから、かなり常識的なカラオケ・タイムだった。
パンツも買えたし、すごくよかった。
