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都都逸の実作をほとんど読んだことがありませんでしたが、かっこいいですね。「生みたて卵を家賃のたしに 鶏も日銭の共稼ぎ」、「嬶天下と威張っちゃいるが たかが家来は俺一人」。『どどいつ万葉集』という本からの引用とのことなので買ってみようかな。色々ほかにも印象深い句・歌がありました。たとえば「猫も野の獣ぞ枯野ひた走る」とか「冬晴れの天よつかまるものが無い」、「縄跳びの子が夕焼けをまはしをり」。読んだだけでは意味がちょっとわからないものでも大岡信の短い解説のおかげで、おおっ、と思う。
- 作者: 大岡信
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/11/20
- メディア: 新書
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