やしお

ふつうの会社員の日記です。

高橋源一郎『ぼくがしまうま語をしゃべった頃』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16052340

あの終わりら辺のテレビコラム、三人組から二人組にアイドルが変遷する構造に関する分析や、アイドルがちびである理由の分析をしてみたり、小泉今日子の目が凶暴だと言ってみたり、当時のテレビ界のあれこれがわかったりして面白さもあるものの、基本的にはゴミみたいな感じでつまんないなあと思ってたら、テレビって流して見るものだ、みたいな話がその後書かれていて、ああ、彼はコラムでテレビのこの特性を実現しようとしたのかもしれない、とは思うもののつまらないことに変わりはなく、やっぱり小説家に聞きたいのは小説の話なのだった。

ぼくがしまうま語をしゃべった頃 (新潮文庫)

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