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第6章でロックとヒップホップを対比させ、各出自を前者が白人・中産階級、後者が黒人・貧困層と措定した上で、一気にそれぞれの特徴、例えばヒップホップなら人の楽曲を参照しオリジナル信仰が希薄でやたら人が殺されてジャケットが金ぴか等々の理由を説明しきってゆく。なるほどすげえと思いつつ、きっとこの図式から零れ落ちる事実も少なくない。でも「入門」なので今後自分で掬えばいい話。それに本人達もその図式性に自覚的で、これは後から遡行して見出し得る構造と言い切っているし、他で図式外の話も結構具体的にされてるんだから、いいの。
- 作者: 長谷川町蔵,大和田俊之
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2011/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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