読書メーターで読んだ本の感想を書くようになって4年くらいになる。
ここ2年くらいは字数制限の255文字きっかりで書いてる。
(1) 大雑把に書いてから(よく350字とかになる)、
(2) 言いたいことをばっさり切ったり盛ったりした後(50字以上の調整)、
(3) 因数分解みたいに重複をくくったり、もたついた表現を削ったりして(10〜50字の調整)、
(4) 細かな言い回しや、和語・漢語の変換、接続詞の選択であわせていって(1〜10字の調整)、
(5) さいごに冗長性を持たせたい箇所と詰めてもいい箇所を全体を見つつ選び、妥協しながら納得していって(1字以下の調整)、
(6) 255字ぴったりにする。
たとえば257字になってたとする。
「〜なんだ。」という語尾があるとする。これを「〜だ。」に変えればぴったり255字になる。でもぜったいにいや!
しかし他で2字調整できるところがない。「〜という指摘だ。」ここを「〜という指摘。」と体言止めにしても1字しかかせげない。さっき「〜だ。けれど〜」を「〜だが、〜」に直しちゃったし、ほかにもう削れるところはない。
それで一部をまるっきり書き直してまた調整したりする。
さいしょからそうしてたわけじゃない。
はじめたばかりのころは、一言だけのコメントのときもあった。
少しずつ慣れてくると、面白かった本でも、そうでなくてもいろいろ書くことが思い浮かぶようになってきた。悪口なら悪口で、たのしい悪口を書きたいなと思ったりする。
そのうち、あれこれ書きたいことが増えて、そのままだと収まらなくなって、じゃあこっちの話だけ書こう、と選んだりするようになった。
だけどこの本については、AとBの両方とも言いたい! だけど収まらない! あれ? でもこれ調整すればなんとか二つとも入るのでは……? ということで削って収める工夫をしはじめた。それで240、250字とかで書き上げて投稿する。
でもあと10字あったら、ここの言い方をもうちょっとゆるくしたいな、とか欲が出始めてきた。そんなこんなで255字ぴったりがあたりまえになってきて、技術(?)も身についてきた。
ほんとうに意味がない。
ほんとうに意味がない。
世の中のなんの役にも立ってない。まるで無価値なスキル。
いいの。ゲームだと思って、あそんでるだけだから。