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「情報を集める」じゃなく「届ける」を目的に据えると、こんなに広い範囲の機能を図書館が担うって事例をニューヨーク公共図書館で見せてくれてびっくりする。その目的からすると紙媒体だけに拘らないし、市民向けセミナーだって開くし、研究施設にもなるし、オフィスも提供するし、分野別の専門図書館も持つ。市民が何のために情報を得るのかって視点から組織されるので形に拘らない。日本だと受信者側負担システムって社会の性格に根ざして「情報は用意したからどう汲み取るかはあなたの責任」の姿勢で「無料貸本屋」に帰結する傾向にあるのかも。
- 作者: 菅谷明子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/09/20
- メディア: 新書
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