やしお

ふつうの会社員の日記です。

佐藤優『国境のインテリジェンス』

http://bookmeter.com/cmt/53803055

週刊誌連載のコラムで、野田政権〜第二次安倍政権の冒頭までの主に国際・外交(や、その中の人間関係)の時評。数年後に読むならちゃんと当時の出来事を再評価した本が読みたいなあという気持ち。ましてこの著者の『国家の罠』や『獄中記』を読んでると、そういう整理や再構成がかなり正確にできる人だと知っているので、ますますそんな気持ちになる。この本が悪いというより、私がこの著者に求めてたものとズレてただけだ。ただ、興奮するとおネエ口調になる有能な上司と、ロシア人妻に逃げられる先輩外交官の思い出話はやっぱりおかしくて楽しい。