やしお

ふつうの会社員の日記です。

横山秀夫『クライマーズ・ハイ』

http://bookmeter.com/cmt/57050383

迷いながら必死にやってる、他人は自分を許さないだろうと思ってる、それでも必死でやってく、その中でふいに、赦しが訪れる、自分が許されているということを人に教えられる、それが17年の時間差でシンクロしながら訪れる、ということで、こういうのは単純に生理的な反応として泣いちゃうけど、それって作中の新聞屋さん達が紙面に「泣き」を入れるって態度と通底している(作りが一緒)。映画の「俺物語」とかもそういう構造になってるなと思い出してた。一応、衝立岩を画像検索したけど無理。わたし宇宙と深海と山は絶対行きたくないと思った。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)