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大平洋戦争に突入するまでの3つの交渉、リットン報告書にまつわる交渉、日独伊三国同盟交渉、日米交渉について、当事国・者の内在的なロジックを資料を参照しつつ見ていって、最終的に非合理的な状況を選択していく様子を見せてくれる。大杉一雄『日中戦争への道』がどちらかというと軍のガバナンスの面から描いていたけれど、こちらは軍部を含めて政治的な面がメイン。受験科目にも入学後にも現代史がない高専にいて実は今まで、なんで日中戦争やってたのが急に日米戦争も始めたの、ってとこがわかんなくて、そこがはっきり理解できてありがたい。
- 作者: 加藤陽子
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2016/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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