やしお

ふつうの会社員の日記です。

疎開

 今日は午前休。始業が8:30、計画停電が9:20〜12:50予定だが会社は朝から出勤しろというからささやかな反抗。停電下ではほとんど出来ることがないのだ。書類を読むにも暗過ぎる。もともと採光を考慮した工場ではない。


 通勤経路は新横浜駅(新幹線の停車駅)を通過する。今日はいかにも関東から疎開しますという風情の親子連れやアベックがちらほら見られた。停電を嫌ってか原発を嫌ってかは知れない。
 彼らが関東へ帰ってくる頃には、我々が全力を尽くして今の関東とは比べ物にならぬ、極上の関東を彼らに提示出来れば良いと私は夢想する。具体的にはよくわからぬが、都知事がきれいな慎太郎になっている、とかだろうか。ドラえもんに、剛田を道具の泉に沈めるときれいな剛田になって返ってくるという挿話がある。石原を泉に沈めれば良い。そうすれば二度と障子にペニスを突き刺すタイプの小説を書かぬことだろう。都政は安泰だが私は神奈川県民である。


 明日は二度の停電が予定されて会社がついに休みになる。代わりに土曜が出勤日。電車のダイヤもテレビのプログラムも崩れてしまうとほとんど曜日感覚がなくなるからあまり気にもならない。


 あまりに頻繁に地面が揺れるのでいつも揺れているような気がする。曜日感覚も平衡感覚も失われているが、徐々に回復して行くのだ。