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「特攻隊に捧ぐ」の<「強要せられた」ことを一応忘れる考え方>というのは、ダブルスタンダードを意味するのではなくて、原理的に選択する問題(不確定性原理みたいな)のことなんだろう。全体として、今見ると新しくはないけれど当時にこれを書いていたのは驚異的だし、現代ではこの程度の認識は通過していないとマズいはずなのにその手前の言論公表者はかなり多いのでまだまだ本書の有効性は保たれている。
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/05/30
- メディア: 文庫
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