やしお

ふつうの会社員の日記です。

Switchに縛られていたこのあたしが解放される

 Switchのソフトが新春セールで安かったから「ぷよぷよテトリス」と「オクトパストラベラーズ」を年明け早々に買って、もともと「ちゃんと一つのソフトを終わらせてから次のを遊ぶ」って決めてて、「ぷよテト」から着手して一応ストーリーモードみたいのがあるからやって、でもテトリスは得意だけどぷよぷよは苦手なので何となく気が重くてあまり進めてなくて、たぶん「オクトパストラベラーズ」は始めたら結構熱心に時間費やしてやるんじゃないかなって予感があって早くやりたい気持ちがあること山々だけど、「ぷよテト」をあんまりやりたくない気持ちがその前に立ちはだかっているので結局最近はあまりSwitch自体を起動していない。
 去年はたぶんSwitchをやり過ぎたせいで読書量も減っていて、だから今年はあんまりやらないように、30代の大人としてふさわしい節度を持ってSwitchと向き合いたいと思っていたのだが、まさかこんな形で実現するとはね。


 仕事でも「先にやった方がいいけど、ちょっと気が重い仕事」のせいで他の仕事が手がつかなくなる、そんな良くない状況は普通に発生したりする。この作業にはこの工具を借りないといけないけど借りる相手が全然知らない人だからちょっと気が重い、この問題を調査するにはまず営業に客先でどういう状況だったか聞かないといけないけど営業からは絶対「早く何とかしろ」って煽られるから気が重い、みたいな。仕事の経験が長くなってくるとそうした「ちょっと気が重い」が減ってくる。「これくらいなら自分でこなせる」「自分なら大丈夫」という大雑把な自信がついたり、経験的にすぐやった方が楽だと実感を持ったりして、以前ほど気の重さがなくなったりすぐ着手できたりする。


 この「気が重い作業でぐずぐずして後がつかえる」状況は今まで「良くないこと」としか考えてなかったけど、まさかこのシチュエーションを発生させることでSwitchとのほどよい距離が保てるようになるだなんて。世界はワンダーがまだまだ詰まっているよね。
 もともと「一つのソフトを終わらせてから次に遊ぶソフトを買う」ってルールを自分に課していたのは、そうでないと「積みゲー」になっちゃうだろうなと思ってたんだけど、新春セールのおかげで「積みゲー」が発生したことで「ゲームしなきゃいけない」という変なプレッシャーが生まれて、何となく気が重くなってしまったのだった。縛られることで逆に解放される、そんな状況だ。どうせ早晩「オクトパストラベラー」を始めてまた縛られるのは分かってるから、つかの間の解放でしかない。新春セールに感謝しようかと思ったけど、新春セールに触発された私の貧乏根性と、セールで「ま、買ってもいいか」と気軽に思える私の財力が背景にあるのだから、とどのつまり私は私に感謝。
 みんな自分自身の素晴らしさに感謝しよう。自分の素晴らしさを積極的に賛美しよう。