やしお

ふつうの会社員の日記です。

南学編著『横浜 交流と発展のまちガイド』

https://bookmeter.com/reviews/115499432
横浜は、明治の開港以降、直線的に発展しているわけではない。戦後の連合国による接収解除が遅れ、高度経済成長のさなか、50年代半ば以降に解除が進んだという。東京のベッドタウンとしてスプロール現象が進展しつつあったところ、都市計画のグランドデザイン(六大事業)を示して、一体的な都市開発を上手く進められた。首都圏の中でも都市ブランドを高く確立できているのは、単に港湾としての条件が良かった、絹~工業製品の出荷港になったからなだけではなかった。


 読んでいると、旅行に行ってガイドの話を聞いているような感覚になる本だった。