http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12218469
読み方、書き方、訳し方の前提になるからか、日本と海外(主にアメリカ)の小説の「位置付け」についての認識がいろいろ語られていてなるほどねと思うところ色々。大きな流れ(歴史)の話だったり、個々の作家の位置付けだったり。例えば歴史で言えば、父/神/権威への抵抗を書く(近代)→父の不在・疑問を書く(現代)→最初から父なんてまるでいない/知らないように書く(現在)、というような。そういう流れっていうのは、そこからはみ出すものをまるで掬っていないという意味で嘘なわけだけど、何も持っていないよりかはね。
- 作者: 柴田元幸,高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/03/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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