やしお

ふつうの会社員の日記です。

柄谷行人『反文学論』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14100767

70年代の後半に文芸時評なんて仕事をしてたのね、というのが率直に意外。それから筆力、みたいな言葉も平気で書いて見た目が時評っぽいのも意外。割と丁寧に積み上げて飛ばさずに書いていくタイプの人だと思っていたので、各回の最後で、今月の他の作品にもついでに触れておく、という軽さで感想が書かれているのは、この著者の他の著作にはあんまり見られないような。それだけにかえって色んな視点がぽんぽん出てて面白いかもしんない。

反文学論 (講談社学術文庫)

反文学論 (講談社学術文庫)