やしお

ふつうの会社員の日記です。

忘れないけどリセット

 うちの課の新人(女性)の歓迎会がこの前の金曜日にあった。
 彼女と帰る方向が同じなのが自分だけだったのだけれど、2次会の終わりに周りのおじさんたちから「頼んだよ」「女の子なんだからね」とさんざん言われてかすかにうんざりした。
 ふだん同年代ばかりだと少し夜おそくてもせいぜい「気をつけてね」の一言でさらっと終わるので、その差に違和感を覚えていたんだなと思ってた。
 これはおじさん(うちの課は40代後半の男性ばかり)にとってつい自分の娘だったら心配という、無意識に彼女を被保護者に押し込める気持ちから来ているのと、何か言わないといけない、「自分は配慮できる人間なのだ」という表明のためにただ言っているのとその他いろいろから来てるんだろうなと思って納得した。


 でもそこから「いやあ、でもこいつ(ぼくのこと)こそ危ないかもしれないしね」「気をつけなよ」などと言い出す始末で極めて不愉快だった。
 心のなかでは「下種ジジイ黙ってろ」という悪態と、「ぼく日食系男子なんで! 日食! 日食! ぱくぱく!」という無意味なせりふが同時に浮かんで、結局何も言わずに黙ってにこにこしていた。
 後者のせりふを生かせばよかった、もったいなかったと後悔していたらいつの間にか日曜日が終わっていた。
 この程度の感情の振れを引きずるほどでもないので月曜日はもうふつう。