http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28942185
なんで21世紀なのに週5日も働かなきゃいけない!ってずっと思ってて、読んでみたら多少はすっきりした。労働力の買われ方(賃金制度)に根差して本来の労働価格以上に働かされて利潤が生じる。当時と今でその制度の基本は変わってない雰囲気(労働時間規制や残業代があっても)。それより本書は、ある通俗的な認識を批判する講演録で、具体的にこういう現実的な差異を無視するから謬見に至るんだよっていう、正しさに対する批判というより妥当性に対する批判になってて、零れ落とされた物を拾ってあげて別世界を見せるって作業はわくわくする。
- 作者: カール・マルクス,長谷部文雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1981/08
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (21件) を見る