http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33118125
競馬界の構造変化とその弊害(上手い騎手が育たない、活躍できない)について内部から騎手という目線で指摘する。各要素(騎手、馬主、厩舎)はルールに基づいて最大限を目指しているだけなので、弊害の責任はルールメイカー(JRA)にあるという認識。子供の頃父親に連れられて笠松に数回行ったことがあるくらいで、競馬のことはさっぱり知らなかったから、こんなことになってんのかと驚き(一騎手の一方的な見解かもしれないけど)。半分引退みたいな現在の気分をここまで乗せて、ただ思うまま喋ってみたみたいな寂しい本も案外珍しい気がする。
- 作者: 藤田伸二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: 新書
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