やしお

ふつうの会社員の日記です。

激烈に何かを打ち合わす

 ああ、この打ち合わせがずっと終わらなければいいな、って。この仲間たちみんなで、ずっとずーっと一緒に続けていけたらいいなって。そんなの無理だってこと、わかってる。いつかこの打ち合わせには終わりがくるってこと、わかってる。でも……!


 そんな気持ちで打ち合わせに出てるサラリーマンも日本のどこかにいるんだろうか。高校最後の大会に、三年間ずっと共に過ごしてきた仲間と出てる高校生みたいな気持ちで打ち合わせに出席してるサラリーマンもいるのだろうか。
 私はそんな風に思ったことは一度もありませんね。一度もありません。


 会議が2時間こえると途端につらくなってくるんだけど、最近はもう1時間も経ってないのにはやく終わらないかなと思って白目むいてる。年齢による衰え感じてる。
 22歳で入社して、もうすぐ28歳で、2時間が1時間になった。半減期が6年ということだ。もし指数関数的減衰なら、12年目、34歳で30分しかもたなくなり、40歳では15分しかもたなくなる。60歳ではもう1分半しか打ち合わせに出席できないということになる。そのころにはもう定年が70歳とかになっているかもしれない。部屋に入って着席もせず一周ぐるっとまわってそのまま部屋から出て行く、そんな打ち合せスタイルにしか耐えられない体に……?


 そんなはずはない。
 21世紀の中盤にもなれば、脳内に直接打ち合わせが流れ込んでくるのだ。それに、リストラされてガソリンスタンドでバイトして、打ち合わせなど無縁な生活を送っている可能性もある。