https://bookmeter.com/reviews/89506060
料理でも「なんか分からんが美味く/不味くできた」ということはあるが、条件や手順を明らかにして、言語化して再現性のある技術にまで持っていくのと同じように、仕事でもチームの生産性が妙に上がる/下がる場合があって、スクラムは上げる技術を体系化したものになっている。フォードシステムを敷衍したトヨタ生産方式を、さらに敷衍したものがスクラムで、米国→日本→米国という輸入の流れ。Steamのバルブ社の成功事例は、柄谷行人が『世界史の構造』で語った交換様式Dに基づくアソシエーションに近い状態なんじゃないかと漠然と思った。
- 作者:ジェフ・サザーランド
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)