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第二次以降の安倍政権で、官邸官僚の中でも首相に最も重用されているのが、今井尚哉首相補佐官兼秘書官と北村滋国家安全保障局長(前内閣情報官)で、前者が政策面、後者がインテリジェンス面で支えている(むしろ首相が依存しているという方が正確かもしれない)。北村局長の仕事やキャリアを理解するには、内閣情報調査局が他の情報機関に対してどういう立ち位置の組織で、国家安全保障局がどういう経緯で設立されたか、背景をある程度知っておく必要があって、本書はその辺(と北村局長がどんな仕事をしてきたか)を概覧するには手頃な本だった。
内閣情報調査室 公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い (幻冬舎新書)
- 作者:今井 良
- 発売日: 2019/05/30
- メディア: 新書