http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7345715
一番驚いたのは、著者が本書の最初の上梓から文庫化までの間にさいたま市議に当選、旧大宮市の分離・独立を最終目標とし、まずは高度な自治を獲得しようとしているという事実だった。旧大宮市は旧浦和市に搾取されているとか。すごいな。で、本書はタイトルも帯の惹句も軽いノリの割に中身はいたってマジメ。妙な状態にある小国たちの現状とそう至った経緯(歴史)の解説。日本にいると領土、言語、宗教、民族等々の問題を強く意識することが少ないけれど世界中には問題を抱えてのっぴきならない状況にある人々がいる事実を意識できる。
- 作者: 吉田一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (21件) を見る