http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12852345
たぶん十分には読めてないんだろうな。例えばオセロウを追い詰める手際のよさ、それに伴って変化する語り口に感心してみることも、変わった言い回し(「こうしておれはいつも阿呆をおれの財布にするんだ」(p.47)とか「もし大地が女の涙で子を孕むものなら、この女の流す涙の一滴ずつが鰐となろうわ」(p.149)とか)を楽しむことも可能だけど、原語の韻文も戯曲の読み方も実際の舞台で生身の人間が口にし動くところも知らないわけだし。見逃した面白ポイントがたくさんあるにしても、とりあえず楽しめる部分だけ楽しめたし、まあいっか。
- 作者: シェイクスピア,SHAKESPEARE,菅泰男
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1960/06/25
- メディア: 文庫
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