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ミーチャが実家に侵入した場面は既に読んでいて、顛末を知っていたはずなのに、ミーチャへの予審が続くうち読んでるこっちが、あれ、ほんとはやっちまったのかな……と不安になってくる。予審の場面に限らずなにかが決定しかけた時に、いやそうじゃない、と否定(というより別の可能性の提示)が発生することがこの小説には多い気がする。中巻では兄弟がスメルジャコフも含めてバラバラになったから、下巻でどうクロッシングするのかとても楽しみ。
- 作者: ドストエフスキー,原卓也
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1978/07/20
- メディア: 文庫
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