今日は美容師とかなり上手に話せた。よかった。
当たり障りのない話で、でもあまり月並み過ぎず、いやみっぽく聞こえないように気をつけて、根暗だと思われないようにしながら、一方的にしゃべり過ぎないように抑え、今日の自分の見た目(ふつうの男性会社員ってキャラ)を踏まえた上で、初対面の人とふつうの顔して会話を続けていくということを、ケープの下にびっしょり汗をかきながら、かなり達成できた気がする。
しゃべってると口の中にかみの毛入ってくる。みんなどうしてるんだろ。(あぁーっ!)てなって口の中にいきなり手をつっこんだら、せっかくここまで積み重ねてきた「ふつうの男性会社員」が一気に崩壊する。口んなか指でかき回しながら「3年くらい前から花粉症になったんでふよね」とか言っててヤッバイこのお客さん適当に切ろう、ってなるからすっごくこまる。
みんなこっそり食べてるのかな。でも食べてるとしたら、たぶんツイッターで「今日は塩味がしておいしかったです」みたいなツイートを見かけるはずだから、やっぱ食べてないのかな。それともそういうことは言わないことになってるのかもしんない。セックスのことレベルで言わないことになってるかもしんない。
だとしたら恥ずかしいから、ぼくがかみの毛をどうしたのかは言わない!!!
(あ、かみの毛。わきに寄せといて、あとで取ろう……)と思ってたらいつの間にかなくなってただけで、ぼくはどうもしてないんですよね。