http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17709123
私たちを追い立てて疲れさせるシステム(資本主義?)の恨みつらみを一人で呟いてるより、どんなメカニズムで存立しているのか、その考え方の一つ二つでも知ってみた方が建設的かなと思って。公理に少しでも近づけば抜け道やその先のイメージも多少はできるかもしれないしね。この本、最後の訳者解説が本文を際立てている。類書に対する位置づけ、経済学にとっての位置づけ(どういう意味で本書がミクロ経済学を俯瞰しているのか)、ついでに経済学の学習にとっての位置づけまでを、ほとんど本書に愛情を感じていなさそうに、客観的に触れてくれる。
漫画(というかカートゥン)という形式は読みやすくても読み返しにくいなと思った。慣れかもしれない。
この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講
- 作者: ヨラム・バウマン,グレディ・クライン,山形浩生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 20人 クリック: 216回
- この商品を含むブログ (53件) を見る