やしお

ふつうの会社員の日記です。

ヨラム・バウマン『この世で一番おもしろいミクロ経済学』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17709123

私たちを追い立てて疲れさせるシステム(資本主義?)の恨みつらみを一人で呟いてるより、どんなメカニズムで存立しているのか、その考え方の一つ二つでも知ってみた方が建設的かなと思って。公理に少しでも近づけば抜け道やその先のイメージも多少はできるかもしれないしね。この本、最後の訳者解説が本文を際立てている。類書に対する位置づけ、経済学にとっての位置づけ(どういう意味で本書がミクロ経済学を俯瞰しているのか)、ついでに経済学の学習にとっての位置づけまでを、ほとんど本書に愛情を感じていなさそうに、客観的に触れてくれる。


 漫画(というかカートゥン)という形式は読みやすくても読み返しにくいなと思った。慣れかもしれない。


この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講

この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講