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蓮實重彦と山内昌之が各章を交互に書いて、前に相手が書いたものに触発されて次を書くというスタイルの本。山内担当分読んでいるとひやひやする。例えば写真について「人の表情を通して、その内面の襞にまで分け入って」とかなり無防備に書いたりしてて、でも前に蓮實が書いているのは、表象されたものから内面を読めるって思い込んでるのが制度ってものだよ、みたいなことだから、これ次の蓮實回でボコされるで……とわくわくしながらひやひやしてると、そんなことはなく上品に無視しててがっかりする。普通に対談の方が読む側としては楽しそうだ。
- 作者: 蓮實重彦,山内昌之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/05
- メディア: 新書
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