やしお

ふつうの会社員の日記です。

齊藤忠光『都道府県と市町村の成り立ち』

https://bookmeter.com/reviews/99194530
日本の地方行政区分を古代~現代まで時間軸に沿って概説する本。主に明治期の藩→県への編成の変遷や、市町村体制が形成されていく過程がメインで扱われている。なぜ全て県ではなく都道府県の4種類あるのかとか、「郡」って何なんだとか、そうした疑問も、歴史的な経緯を見ていくと「その時点では必要だったものが、必要性はなくなっても形や名前として残った」みたいなものもたくさんあることが分かる。単純な時間軸で並べるより、著者なりに大胆に整理してみせてほしかった。